クレジットカードは自分の支払能力に合った支払方法を選びましょう

「ゴールドカードを持っている人はお金持ち」というイメージがあります。
ゴールドカードというのは、簡単にいえば、一般的なクレジットカードよりも充実したサービスを受けられるクレジットカードのことです。

ゴールドカードに対して一般的なクレジットカードはクラシックカードと言われます。クラシックカードに比べると優位な立場、特別扱いなのがゴールドカードです。

利用限度額を例にとってみます。
クラシックカードの限度額が一般的に５０万円なのに対してゴールドカードは２００万円以上など、ゆとりのある利用が可能になっているのです。
また国内・海外旅行の保険の補償額も手厚く、空港の有料ラウンジが無料で利用できるというように、クラシックカードにはないサービスを受けることが可能です。

しかし、デメリットもあります。それは年会費が高いことで、大体１～３万円くらいが一般的です。
さらに、こ年会費を払えば誰でもゴールドカードを持てる、というわけではありません。クラシックカードの入会審査よりも、より厳しい審査を通らなければいけません。
そのため、ゴールドカードを持っている人は、この厳しい審査をパスした信用のある人・ステータスのある人と判断されるのです。

海外でのゴールドカードは、身分証明書として利用できるほどの高く信頼されています。
「ゴールドカード」とよばれる理由は、カードの色が金色だからです。しかし今は金色でなくてもランクが上のクレジットカードが存在します。

それは、アメリカンエキスプレスやダイナーズクラブカードです。
特にダイナーズのカードは相当審査が厳しいので、これを持っている人はステータスが相当高いといえます。

クレジットカードの主なトラブルと、その対処方法をいくつかあげてみます。

スキミング
具体的にどのようにしてスキミングするかというと、カードの磁気データ（カードの裏に磁気テープがあります）をスキミング専用の機械で読み取ります。読み取ったデータを、他のクレジットカードに移しかえて使用するというものです。
クレジットカードを使うとき、見えないところでカードを通すようなところは注意が必要です。また最近では、機械を通さなくても読み取ることができるともいわれています。
例えば、財布の上からでも読み取りが可能なのです。そうなると、スキミングから逃れることはほとんど不可抗力なのですが、暗証番号だけは読み取られることはないので、簡単に予測できないようなものにすることが大切です。
 

フィッシング詐欺
フィッシング詐欺は文字通り「釣り」です。具体的には、送られてきたクレジット会社からのメールがあります。その中にあるアドレスをクリックすると、暗証番号やカード番号を入力するような画面になります。クレジット会社からのメールなので何の疑いもなく入力してしまいます。しかし実態は、本物そっくりに作られた偽のサイトなのです。
クレジット会社の名前で信用させて、暗証番号やカード番号を入力させてしまう、これがフィッシング詐欺です。
対策は、メールからホームページのアドレスに行かないことです。
クレジット会社のサイトはインターネットの「お気に入り」や「ブックマーク」に登録しておいて、そこから開くようにします。
 

盗難
カードなので財布の中でもかさ張らないのは便利なのですが、逆に紛失や盗難されやすいという欠点があります。また、なくしてもすぐに気付かないという面もあります。
電車で居眠りをしている時、泥酔して酔い潰れている時、やはり深夜に盗難が多い傾向にあります。また、車上荒らしで盗まれることも多いです。

クレジットカードは「お金」です、しかも後払いなので、現金と違い上限が高いです。持つからにはしっかりと自己管理をすることが大切です。

具体的にどれくらいの還元率なら「お得なクレジットカード」といえるのか、比較する上で大切なことは、「いつ・どこで使っても得られる通常のカードの還元率」です。

【０．３％未満】
最低ランクの還元率で非常に割が悪いです。特別なサービス・保険など、目的があれば作ってもいいと思いますが、年会費無料のものにしておくのがベターです。

【０．３～０．４９％】
低い還元率です。これも特割などのサービスがなければ、節約にはならいので上記と同じです。

【０．５～０．７９％】
普通の還元率です。一般のカードの半数以上はこの還元率です。このレベルでも普段使いには適さないと言えます。

【０．８～０．９９％】
やや優秀です。普段使いのカードとしては最低でもこのランクをめざしたいところです。

【１．０～１．９９％】
優秀カード。１％以上あればこう還元率と思ってください。楽天とかヤフーで出しているカードはショッピングモールのポイントとして利用できるので現金と同じ扱いでいいと思います。

このように、ネットのショッピングモールを利用される方はそのネットのカードを作るのがベストです。

【１．２％以上】
この還元率のカードが見つかったら即申込してＯＫです。１．２％のカードと０．５％のカードで同じ額還元させようと思ったら単純に０．５％の半分で還元できますから、その差はとても大きいです。

ただし、注意したいのは年会費です。たとえ還元率が高くても、年会費も高かったら、あまりお得とはいえません。そのため、年会費無料や、年間いくら利用したら年会費無料になるか、よく確認することか大切です。